<ゴルファーのつぶやき>
㈱ミツワエンジニアリング
難波健一
ゴルフスウィングを物理学で解き明かすとすれば、回転運動エネルギーの公式が当
てはまると思います。
T=1/2 Iω2
回転運動エネルギーがT、回転中心回りの慣性モーメントをI、角速度がωです。
また、クラブの質量をM、回転半径をrとすると慣性モーメントは
I=1/2 Mr2
であることから、回転半径r及び角速度がωの変化によってTが増減することが分か
ります。
回転運動エネルギーTを最大にするにはrとωを大きくしたいが、人間の回転能力は
個人能力の限定的なものであるから、ωを大きくするにはrを小さくする必要があ
ります。そしてインパクト時にrを最大にし、Iを大きくすることが効率を最も高め
ることになります。
まとめますと、『バックスウィングのトップからの切り返しから、rを出来るだけ
小さく(回転中心からグリップとヘッドの距離)し、身体の回転でヘッドを加速さ
せながらインパクトでrを最大にする。』これがスウィング理論の基本の1つでは
ないかという考えに至りました。
尚、この理論の信ぴょう性についてですが、当の私がこの理論を基に現在鋭意取り
組んでいますので、結果が出るまでの暫くの間はJMC内の呟きのレベルで御理解
をお願いいたします。成果につきましてはいつか機会がありましたら、お知らせさ
せて頂きたいと思っています。