JAL羽田機体整備工場見学記
合同会社 エムテック22 宮崎雄司
12月11日JAL機体工場見学に行ってきました。レポートを写真とともにお伝えいたします。
浜松町よりモノレールに乗り「新整備場」駅へ。
駅を出ると、フェンスを隔てて目の前が滑走路。
航空機が離着陸する航空機を横目に"JALメンテナンスセンター"へ。
受付で入館手続きを済ませると、講義室に案内されました。
講義の内容については、係りの人の説明やビデオを見ながら進められます。
航空機はなぜ飛ぶのか? 揚力の話や、エンジンはどんな構造なのか?など。
但し、子供から大人までが対象の見学ですので、超概略です。(少し物足りない)
建屋内ブースには、コクピットの模型やビジネスシート、JALの歴史などが展示されています。
売店もあり、JALグッズなども売っていました。
さて次は格納庫内の見学です。講義室を出て、まず第一格納庫へ。
第一格納庫はまずデッキ上からの見学です。
第一格納庫に続いて、第二格納庫の見学です。
ちなみに第2格納庫からは、ヘルメットをかぶっての工場見学となりました。
第二格納庫に入るなり、こんな迫力ある景色が。
後部からの写真です。通常なかなか撮れないアングルです。
こちらの第2格納庫は、第1格納庫に格納される航空機と比べ、
短期のメンテナンスをする航空機が格納されています。
こちらの格納庫では、フロアーでの見学ですので、航空機をより近い場所で見ることが出来、迫力を感じます。
翼の左右で異なる色のライト、翼の後部に取り付けられた静電気を逃がすバー、機体の先頭に取り付けられた速度を測る機器、翼に設けられた燃料タンクの位置など、飛行機に乗っていては見ることが出来ない部分も少しは見ることが出来ました。
整備のためにエンジンが取り外されていました。(案外無造作に置かれていました。)
格納庫の目の前が滑走路です。
ちなみに航空機が着陸可能な時間的間隔はなんとわずか2分だそうです。
航空機が着陸すると周りの気流が乱れるが、2分あれば気流の乱れが元に戻るとのことで、2分間隔での着陸が可能だそうです。
山手線並みの回数です。
見学後記
今回、上記の通りJAL整備工場を見学しました。
正直もう少し整備の内容、安全のこと、航空機のことなど詳しく聞けるかと期待していましたが、その点若干期待はずれでした。
見学自体、子供から一般の大人まで対象にしているため、仕方ないのでしょうが。
また、整備工場内での見学では、一応安全についての注意はありますが、工場内に安全通路のようなものも無く、グループごとですが、自由に見学できます。
部品を置いてあるすぐそばを通ったりもします。機体整備工場内では、部品の一つ、工具の一つまで厳重に管理されているはずですが、その点意外でした。
もっとも単なる見学だけでは見えないところで、安全は確保されている事でしょうが。
機械設計技術者として見た場合、少し物足りなさを感じた見学でした。
以上