シリーズ【会員のつぶやき　第６回】

＜仕事の学び方＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　興南設計㈱

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　兼信　圭次

仕事をしてもうじき３０年にもなりますが、多分自分が知っている技術（情報）はごく一部です。

約20年前は、インターネットは余り普及していませんでした。

今では、ネット検索でいろいろ必要な情報を仕入れる事が可能だと思いますが、以前はわか

らない事が有れば、カタログ、雑誌等で調べたり、時にはメーカーに電話をかけて教えていた

だきました。

更に電話で解決できなければ、来ていただき説明をしてもらったこともしばしば・・・

その時に新しい商品の説明を受けたりしました。

しかし、最近の若手はネット検索が主体で、自分で新しい商品を調べようという意思が無けれ

ば以前と同じことをするだけ、時間がないと言えばそうなのかもしれませんが。

自分が思うに、最近の若手の仕事の進め方は、前と同じだから良いといった感じで仕事を進

めている様にも思います。

「なぜそれで良いのか」を自分なりに考え、もしそれが解らなければ先輩に相談してみる、

あるいはメーカーに電話をかける、それでも解らなければメーカーの人に来て頂き教えて貰う

ことをお勧めします。

最後に、私が最近"TACO"というメーカーと打ち合わせをする機会があり、その時に教えて

頂いた話ですが切削機械では一般的に切削油を使用し刃物の温度を冷やしていますが、

水ミスト冷却という技術を教えていただきました。これは、数年前に開発されたものですが、

今回、技術資料を入手したので以下に記載します。

だたし、問題点も多少あるみたいなので実際使用したいと思う方は直接メーカーに認して

みてください。